おはようございます。立花です。
まだ朝は少し冷え込みますね。窓を開けると、春の気配と冬の残り香が混ざり合ったような、不思議な空気が流れ込んできます。
さて、今日は少し「心のモヤモヤ」に寄り添うお話を。
皆さんは、職場や学校で**「何もしていないのに、なぜか特定の人に嫌われている気がする」**と感じて、夜も眠れなくなるほど悩んだことはありませんか?
大して関わりもないのに、挨拶をしても無視されたり、トゲのある態度をとられたり。「私の何がいけなかったんだろう?」と、自分を責めてしまう優しい方ほど、その痛みは強いはずです。
実は私自身、以前派遣で行っていた現場にそんなタイプの人がいました。いわゆる「強め」な雰囲気の方で、こちらが挨拶をしても、仕事の話を振っても、徹底して無視。
職場という公の場で、露骨に好き嫌いを出されるのは、心が疲れている時には本当に堪(こた)えるものですよね。
でも、どうして関わりが薄い相手に対して、人はそこまで強い拒絶感を持つのでしょうか。
そこには、心理学でいう**「シャドウ(影)」**が深く関係しているのかもしれません。
■ 相手に見ているのは「自分の影」?
皆さんは**「投影(プロジェクション)」**という言葉をご存じでしょうか。
これは、自分の心の中にあるものを、鏡のように相手に映し出してしまう現象のことです。
例えば、相手に対して「なんだか親しみがわくな」と感じる時。それは「自分が認めている、自分の好きな部分」を相手の中に映し出していることが多いのです。
ところが、この投影には厄介な側面もあります。
それが、自分自身で無意識に抑圧し、切り捨ててきた自分の一部――つまり**「シャドウ(影)」**を相手に見てしまう時です。
「本当は自分もそうしたいのに、自分に禁止していること」
「自分の中にあるけれど、認めたくない欠点」
これらを相手の中に発見した時、人は猛烈な嫌悪感や憎悪を抱くことがあります。
あなたが「自分を大切にしている姿」や「繊細に生きている姿」が、相手が捨て去ったはずの「かつての自分」を刺激しているだけなのかもしれません。
つまり、相手があなたを嫌っているのは、「あなたに非があるから」ではなく、相手自身の心の問題である可能性が非常に高いのです。
■ 「あなたが悪い」わけじゃない
大した関わりもないのに攻撃的な態度をとってくる人は、実は自分自身の心の中に、解消しきれない葛藤や苦しみを抱えているのかもしれません。
その人は、あなたを通して、自分自身の「見たくない影」と戦っているだけなのです。
もし今、理不尽に嫌われて心を痛めている方がいたら、どうか自分を責めないでください。
それはあなたの問題ではなく、相手が自分の「影」と向き合えていないだけ。
相手の心の影に、あなたが付き合ってあげる必要はありません。
その「嫌い」という感情は、あなたが背負うべき荷物ではなく、相手がいつか自分で解くべき「宿題」なのです。
あなたはあなたのままで、今の自分を精一杯労わってあげてください。
今日は少し温かい飲み物を飲んで、心の中の自分に「大丈夫だよ」と声をかけてあげませんか。
あなたは、あなたの幸せだけを見つめていいのです。
穏やかな明日が、あなたに訪れますように。